インタビュー画像

想いを尊重し、
一つ一つのケアを
丁寧に心がける

B病棟(一般病棟) - 2003年入職

U・Yさん

入職の決め手は何ですか?

看護師なり、最初の数年間は急性期病院に勤めていました。患者様の入れ替わりが早く、ゆっくりと患者様とお話をする時間もあまり持てませんでした。リハビリ・療養・緩和ケアなど目的は違えど、多くの患者様が後方連携病院への転院をされていました。

転院先に移った患者様からお手紙やお電話で、今はゆっくりと療養されているというお話をたびたび聞かせて頂いている内に、連携先の病院で患者様はどのように過ごされているのだろうかと興味を持つようになり、ホスピスや療養型病棟を持っている信愛病院への転職を希望しました。

 

信愛病院の自慢できるところ、魅力を教えてください。

救急病院ではない為、入院生活は比較的ゆったりとしています。長く勤めている職員も多く、知った顔の職員がいることは患者様の安心に繋がっているのではないかと思います。法人内はICTで繋がっており、病院と在宅が途切れることなく連携が図れることも魅力の一つです。
また、アニマルセラピーや音楽療法などがあります。コロナ前はアロマセラピーや土曜コンサートも行っていました。土曜コンサートは地域の方も鑑賞可能で、とても好評でした。

 

このお仕事をしていてよかったと思う時は?

いずれ在宅看取りを考えていた患者様が入院されましたが、状態が大きく変化し、家族間で退院への想いが揺れました。入院中も在宅の医師や看護師は患者様を気にかけ、私は情報共有を細めに退院の心づもりをしました。
時間は過ぎ『もう本当に時間がない!』タイミングで、自宅で家族と過ごす決断をされました。半日ほどで自宅へ帰り、最期の時間を家族皆で、小さなお孫さんやワンちゃんも一緒に寄り添ったそうです。

病院では難しい家族との素敵な時間を過ごされ、在宅の力を感じた瞬間でした。これからも患者様や、ご家族の生活や時間を大切にしたいと感じました。

働く上で大切にしていること

当院に入院されてくる患者様は、ご自分の意思を上手に伝えらない患者様が多くいらっしゃいます。しかし、忙しいと一方的な声かけやケアに陥りやすいと反省の日々です。そんな時は深呼吸をして、心にゆとりを持つように心がけています。

患者様の想いを尊重し、一つ一つのケアを丁寧に、言葉がけを忘れずに、笑顔や挨拶を大切に過ごしたいと思っています。

求職者のみなさんへのメッセージ

信愛報恩会は病院と在宅の機能を兼ね備えた社会福祉法人です。病院のみならず、『信愛』に興味を持っていただけたら嬉しいです。地域の方々とのご縁を大切に、困っている方々のお役に立てるよう寄り添ったケアの実践を丁寧に行っていきたいと思います。