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検査

検査

検査とは

当院では、生理学的検査や血液採取などを行う検査科、レントゲンやCTなどを撮る放射線科と医師が連携をとりながら検査を行っていきます。検査に不安がある方はお気軽にご相談ください。

生理機能検査

生理機能検査は、患者さまの身体の状態を、機器を使って直接検査します。
当院で行っている生理機能検査について、以下に各検査内容、目的、検査に要する時間などを説明しています。

*女性の方で、女性技師による検査をご希望の方は、お申し出ください。

心電図

検査時間:1~3分

心臓の働きや動きを調べるため、胸、手首、足首に取り付けた電極から電気信号を取り出し、波形として記録する検査です。

この波形から心臓に関する病気(不整脈、心肥大、心筋梗塞、狭心症など)の診断をしたり、治療の効果を確認します。

ホルター心電図

検査時間:24時間

小型の携帯心電計を身につけ、日常の生活をしながら心臓の動きを24時間記録・解析します。

この波形から心臓に関する病気(不整脈、心肥大、心筋梗塞、狭心症など)の診断をしたり、治療の効果を確認します。

*ホルター心電図を24時間装着しますので、入浴やシャワーはできません。

ホルター・血圧心電図

検査時間:24時間

ホルター心電図と一緒に、一定の時間間隔で自動的に血圧を測り、記録・解析します。

昼間だけでなく夜間や早朝など24時間の血圧計測が自動ででき、一日の変動がわかります。

*ホルター心電図を24時間装着しますので、入浴やシャワーはできません。

血圧脈波

検査時間:5分程度

ベッドに横になり、脈拍と四肢(両腕、両足)の圧を測定します。

自動血圧計と同じような検査で、痛みはほとんどありません。

血管を流れる血流の早さや四肢の血圧を測ることで、動脈硬化の度合や早期血管障害を検出することができます。

超音波(エコー)

検査時間:20~30分程度

検査部位にゼリーを塗り、探触子を検査部位に密着させ、超音波を使って各臓器の形状や大きさ、ポリープやがんなどの病変の有無などを調べます。また、血液の流れ方も検査することができます。

ベッドに横になって腹部や頚部にゼリーを塗って、超音波装置をあてて内部を映し出します。

腹部エコー

腹部エコーは、肝臓、膵臓、腎臓に腫瘍があるか、胆のうに胆石やポリープがあるかなどを調べます。超音波検査は、体型や腹部のガス等の条件によっては超音波が入りにくい場合があり、全体を観察をできないことがあります。(特に膵臓では奥深い場所にあるため見にくくなります。)

頚部エコー

頚部エコーは、頚動脈の血管の壁の肥厚や狭窄がないか計測します。脳血管障害の危険性や全身の動脈硬化を測定することができます。

呼吸機能

検査時間:5分程度

マウスピースを口にくわえて、技師の指示に従って息を大きく吸ったり、吐いたりして、肺の動きが順調で、換気が順調に行われているかを検査します。

年齢、性別、身長から予測される肺活量に対して、あなたの肺活量が何%であるかを調べます。(%肺活量)また、最大に息を吸い込んでから一気に吐き出すとき、最初の1秒間に何%の息を吐き出せるかを調べます。(1秒率)

眼底カメラ

検査時間:5分程度

眼(両眼)の奥の血管を撮影して、動脈硬化の度合いや高血圧、緑内障や糖尿病による眼の合併症、白内障の有無などを調べます。

*メガネ、コンタクトレンズをご使用の方は、外していただきます。
*通常、点眼薬(散瞳剤)は使用しません。

検体検査

検体検査は患者さまから採取した血液、尿、喀痰、細胞などを検査します。

緊急検査の採血を第一優先とさせていただいていますので、時として順不同となることがありますのでご了承ください。

採血についての注意

採血の部位は通常アルコールで消毒します。
*アルコールにかぶれるなどの経験をお持ちの方は、採血前にお申し出ください。

針を刺すときには、一瞬「チクッ」とした痛みを感じますが、通常は心配ありません。ただし、手の先に痛みやしびれ感などが走ったり、我慢できないような痛みを感じた時には、遠慮なく採血担当者にお申し出ください。

採血後は、針を刺した場所を2~3分間指で圧迫してください。よく押さえて血を止めておかないと、青あざや皮膚の下に血のかたまり(皮下血腫)が生じたり、衣服を汚してしまったりします。

血液を固まりにくくするお薬(ワーファリン、アスピリンなど)を服用しておられる患者さまは、さらに長めにしっかり圧迫していただく必要があります。

生化学的検査

生化学分析機で多項目(肝機能、腎機能、脂質、糖尿病関連、その他)の検査をします。

血液学的検査

血球分析機で、白血球、赤血球、血小板などを計測して、炎症や、貧血の程度を調べます。

その他、血液の固まりなどを調べる凝固系検査があります。

一般検査

尿中の細胞を調べ、糖、蛋白などを分析して、糖尿病や腎臓、尿路、膀胱疾患の有無を調べます。便からは、消化管出血の有無や寄生虫卵の検出を行います。

免疫学的検査

内分泌(各種ホルモン)や腫瘍マーカー、B型肝炎、C型肝炎、梅毒などの感染症の有無を調べます。

細菌検査

採取した検体を培養し、病気の原因となっている菌(起因菌)を見つけ、その菌がどんな薬(抗菌剤)に一番よく効くのかを調べます。

病理学的検査

身体の臓器や採取した組織の一部あるいは細胞を顕微鏡によって観察することで、悪性細胞などを見つけます。

輸血関連検査

輸血のための血液型検査や交差適合検査があります。

内視鏡検査

胃の中に直接カメラを入れ、内部を観察します。(ポリープなどの異常を発見した際は、組織をつまんで検査に出すこともあります)

経鼻・経口内視鏡(胃カメラ)

検査時間:約5分

ご来院から検査終了までの目安は約30分です。

胃カメラは、鼻から入れる約5mm幅ものと、口から入れる約9mm幅のカメラがあります。前処置後、ベッドに横になり、カメラを挿入して、食道から胃・十二指腸の入り口までの内壁を観察し、炎症性の病気(ただれ、きず)、ポリープ、がんなどがないかを調べます。

放射線検査

一般撮影、CT検査、造影透視検査、骨粗鬆症を調べる骨塩定量を行っています。

一般撮影(X線)

一般撮影とは、人体にX線を照射して写真を撮る検査です。

X線はエネルギーが高いので身体を通り抜けます。人体は骨、筋肉、脂肪、空気などで構成されており、この組織のX線の吸収の差を、白黒のX線写真として表す検査です。

撮影部位 主に手・足・頭などの全身骨、胸部、腹部など を撮影部位・目的に応じて、立位、仰臥位、腹臥位、座位などで検査を行います。

当院では、富士フィルムの医用画像情報システムを導入し、フィルムレス化を行っています。富士フィルムの医用画像情報システムは、診療に必要な情報を効率よく高精細な液晶画面に即時に高速提供できるシステムです。

このシステム導入により画像到達の即時性によって診療において効率化をはかることができます。
(他院紹介時にはCD-Rにて画像データを提供することが出来ます)

痛みが強い場合や、立つことができない場合は担当の技師にお伝えください。

検査の際、画像の妨げとなる、アクセサリー、入れ歯、ヘアピン、ボタン、カイロ、湿布、プリントシャツなど、撮影部位に応じて取り外して頂くことがあります。

CT検査

細かく16断面が同時に高速撮影出来るマルチスライス技術が搭載されている米国GE社製16列マルチスライスCTを導入していますので、最高レベルの検査が行なえます。

米国GE社製16列マルチスライスCTは被ばく低減技術も搭載しておりますので、安心してCT検査を受けていただけます。

米国GE社製16列マルチスライスCTとは

細かく16断面が同時に高速撮影出来るため、胸腹部同時に撮影しても1回の息止めで撮影できます。

従来のCTと比べて撮影時間が大幅に短縮されるため、患者様の負担軽減に繋がるだけではなく、造影効果の高い画像や動きの影響の少ない画像など、今まで以上に臨床的メリットのある画像を提供することを可能にしています。

その他CT検査

他医療機関からのCT検査を受け付けております。

アーチファクト克服技術搭載

脳底部、腕下ろし、金属等CTが苦手だった部分で高画質を提供・診断能向上に寄与できます。高齢者の患者様でも安心して検査を受けて頂けます。

臨床画像(スクリーニング検査画像)

(スクリーニング検査画像)
従来のアキシャル画像だけでなく、サジタル画像やコロナル画像に加え、任意の断面での画像も提供することが可能です。また1mm以下の薄いスライス厚でも撮影出来ますので詳細な画像を描出できます。

臨床画像(3D画像)

最新の画像処理をするワークステーションも内臓されていますので、全身に渡る造影検査や整形領域検査などで鮮明な3D画像を作成して提供することも可能です。

骨塩定量検査

骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査で、骨の健康状態を数値化することにより、骨量の減少を早期に発見し、骨粗しょう症や代謝性骨疾患の診断に役立ち、骨粗しょう症や代謝性骨疾患の適切な予防や治療を行うことが可能になります。