緩和ケア病棟(ホスピス)

ほっと安らぐ、温かな病棟づくりを心掛けています。

緩和ケア病棟(ホスピス)では、治癒をめざした積極的な治療ではなく、身体的・精神的・社会的・宗教的(スピリチュアル)な苦痛や不安に対して治療やケアを行っています。

緩和ケア(ホスピス)とは?

緩和ケア病棟(ホスピス)では、患者さまやご家族の辛さが和らぎ、ほっと安らげる場所でありますように、「良かった」と思えることを少しでも多く感じていただけるように、病棟スタッフとともに精一杯お手伝いさせていただきたいと思っています。

メッセージ

医師、看護師(認定看護師含む)、ケアーワーカー、病棟クラーク、ソーシャルワーカー、チャプレン(牧師)、管理栄養士、薬剤師、リハビリ技師、カウンセラー、音楽療法士、その他の医療スタッフとボランティアがチームを組んでケアにあたります。ご家族も患者さまを支えるチームの大切な一員です。

*認定看護師(日本看護協会認定)とは・・・特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができる者をいいます。看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献します。

担当医からのメッセージ

がんに伴うからだや気持ちのつらさの緩和に努める病棟です。医師として、お薬の投与だけではなく、他の職種と連携し、穏やかな時間を過ごしていただけるように考えていきます。わからないこと、ご希望のことがありましたら、遠慮なくお声かけください。

病棟師長からのメッセージ

緩和ケア病棟では、家庭的で「ほっ」とできるような温かい気持ちになって頂けるような看護を行っています。
患者様を一人の大切な人として尊重し、その人らしく過ごせるようチームでサポートしていきます。

病棟看護師からのメッセージ

様々な年代の看護師がそれぞれ今までの経験・経歴・特技を活かし、患者さまやご家族と共に泣いたり、笑ったり、共に悩んだり、喜んだりして日々の看護に励んでいます。
そして、院内の様々な職種のスタッフとも協力し、患者さまやご家族にとっていい時間が過ごせるようお手伝いさせていただいています。

ケアワーカーからのメッセージ

私たちケアワーカーは患者さまが心地よく生活していただくためにシーツ交換、食事、入浴など日常生活のお手伝いをさせていただいています。
音楽療法や土曜コンサートの後にはお好みのコーヒーや紅茶をお入れして、ティータイムのひとときを楽しんでいただいています。患者さまとご家族が笑顔でくつろいで頂けるよう、病棟の環境整備も心がけています。

施設のご案内

食堂(デイルーム)

窓を大きくとり明るい光を取り入れ、暖かい雰囲気作りを心がけております。テレビを見たり、お食事をとっていただいたり、患者様はもとより、ご家族の皆さま、ボランティア、スタッフの憩いの場となっています。
音楽療法や行事はデイルームにて行っております。

談話室

アップライトピアノやエレクトーン、CDがあります。読書を楽しんだり、ゆったりと過ごすことができます。
土曜コンサートは、こちらで行っております。

家族室

6畳の和室とダイニングキッチン、ユニットバスのある家族室です。
夜間付き添いご希望のご家族が宿泊できるお部屋です。

料金:3,300円/日(寝具3組)
※個室や特別室では付き添い用簡易ベッド(550円/日)をお使いいただけます。

浴室

一般浴槽と、機械浴槽の2種類があります。それぞれ大きな窓があります。
機械浴槽では、目の前に広がる景色を眺めながらゆったりと入浴でき、お好みでマッサージ効果も得られるジャグジーにすることもできます。

バルコニー

北向きのバルコニーには、季節の花々が楽しめます。ガーデンテーブルやベンチがあり、外の空気を楽しみながらくつろいでいただけます。 各居室からの南側のベランダでは、冬になると富士山が見えます。

緩和ケア病棟(ホスピス)の取り組み

不安やストレスなど、手術や薬による治療ではカバーできない、患者様の生活の質(QOL)を高める補完医療として、当院では以下のような取り組みを行っております。

補助療法

  • ミュージックテラピー(音楽療法)
  • アロマテラピー(芳香療法)
  • アニマルセラピー(動物介在療法)

がんカフェ

当緩和ケア病棟(ホスピス)が中心になって、地域でがんカフェを開催しております。”病気のこと”、”辛くて悩んでいること”、”将来の不安”、”看病が大変なこと”、”最愛の家族を亡くしたこと”色々な悩みや思いをお茶を飲みながら語り合います。どなたでも参加できます。