受付時間 9時〜11時30分  13時〜15時

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緩和ケア病棟(ホスピス)

緩和ケア病棟(ホスピス)

緩和ケア病棟(ホスピス)のスタッフからのメッセージ

医師、看護師(認定看護師含む)、ケアーワーカー、病棟クラーク、ソーシャルワーカー、チャプレン(牧師)、管理栄養士、薬剤師、リハビリ技師、カウンセラー、音楽療法士、その他の医療スタッフとボランティアがチームを組んでケアにあたります。ご家族も患者さまを支えるチームの大切な一員です。

*認定看護師(日本看護協会認定)とは…特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができる者をいいます。看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献します。

担当医からのメッセージ

がんに伴う身体的・精神的苦痛の緩和に努める病棟です。辛い病気と向き合い、複雑な思いで日々過ごされる方々に、穏やかな時間を過ごしていただければ幸いです。

病棟師長からのメッセージ

緩和ケア病棟(ホスピス)ではさまざまな患者さまやご家族との出会いがあります。

それぞれの人生から教えていただくことがたくさんあり、そして、一緒に過ごさせていただく日常の中にはさまざまな喜びがあり、それをそばで一緒に感じさせていただけるありがたさを日々感じています。

患者さまやご家族の辛さが和らぎ、ホッと安らぐことができ、「良かった」と思えることを少しでも多く感じていただけるように病棟スタッフとともに精一杯お手伝いさせていただきたいと思っています。

病棟スタッフからのメッセージ

私たちスタッフは看護師17名、ケアワーカー3名で働いています。

様々な年代のスタッフがそれぞれ今までの経験・経歴・特技を活かし、患者さまやご家族と共に泣いたり、笑ったり、共に悩んだり、喜んだりして日々の看護に励んでいます。

そして、院内の様々な職種のスタッフとも協力し、患者さまやご家族にとっていい時間が過ごせるようお手伝いさせていただいています。

ケアワーカーからのメッセージ

私たちケアワーカーは患者さまが心地よく生活していただくためにシーツ交換、食事、入浴など日常生活のお手伝いをさせていただいています。

音楽療法や土曜コンサートの後にはお好みのコーヒーや紅茶をお入れして、ティータイムのひとときを楽しんでいただいています。患者さまとご家族が笑顔でくつろいで頂けるよう、病棟の環境整備も心がけています。

病棟のご案内

病室のご案内

明るく静かな環境で、家庭的な雰囲気の中で過ごしていただけるよう心がけています。

2床室(5部屋)

差額ベッド 無料

1つの部屋に2つのベッドがあり、カーテンで仕切れるようになっています。 各々にテレビ(有料)とロッカーがあり、共同の洗面台もあります。

個室(7部屋)

個室料 8,800/日

トイレ、洗面台、ミニ冷蔵庫、テレビ(有料)、ロッカー、ソファーセットがあります。
障子を使うなどし、柔らかい光を取り入れるよう工夫しています。

特別室(3部屋)

個室料 11,000/日

トイレ(特殊バリアフリー)、洗面台、冷蔵庫、流し台、テレビ(有料)、
収納、ロッカー、ソファーセットがあります。
障子を使うなどし、柔らかい光を取り入れるよう工夫しています。

施設のご案内

食堂(デイルーム)

食堂(デイルーム)

窓を大きくとり明るい光を取り入れ、暖かい雰囲気作りを心がけております。テレビを見たり、お食事をとっていただいたり、患者さまはもとより、ご家族の皆さま、ボランティア、スタッフの憩いの場となっています。

音楽療法や行事はデイルームにて行っております。

談話室

談話室

アップライトピアノやエレクトーン、CDがあります。読書を楽しんだり、ゆったりと過ごすことができます。

土曜コンサートは、こちらで行っております。

家族室

家族室

6畳の和室とダイニングキッチン、ユニットバスのある家族室です。  キッチンでは、ご家族のために簡単な料理を作ることができます。日中でもご家族水入らずで過ごしていただける場です。
お見舞いに来られたご家族の方などに泊まっていただけます。

料金:3,000円/日(寝具3組)

※個室や特別室では付き添い用簡易ベッド(500円/1泊)をお使い頂けます。

浴室

浴室

一般浴槽と、ご自分で入浴できない方のための介助浴槽があります。
介助浴槽では、目の前に広がる景色を眺めながらゆったりと入浴できます。お好みでマッサージ効果も得られるジャグジーにすることもできます。

バルコニー

バルコニー

北向きのバルコニーには、季節の花々が楽しめます。ガーデンテーブルやベンチがあり、外の空気を楽しみながらくつろいでいただけます。 各居室からの南側のベランダでは、冬になると富士山が見えます。

病棟行事・サービス

緩和ケア病棟(ホスピス)では、季節に合わせた行事を行っております。

病棟での生活の中でも季節を感じていただけるよう、また、心和ます時間が持てますようお手伝いしております。

紹介しているお写真は、御家族の了承を得て掲載しております。

4月 お花見/イースター

お花見

お花見

病院の敷地内にある桜の木の下で、お茶やお団子を楽しんだり、写真を撮ったり、思い思いに過ごされます。楽しいひとときに患者さまの笑顔もとびきりです!

イースター

イースター

イースター(復活祭)はキリスト教の典礼暦における重要な祝いの日です。
イースターエッグの由来は、ヒナが卵から生まれることとイエスが墓から出てきて復活した事を結び付けたといわれています。
中身を上手に抜いた卵に色紙を張り、リボンや素敵な絵のテープをつけ、イースターエッグを作り配ります。

5月 母の日

母の日は、日頃の母親の苦労を労わり、母への感謝の気持ちを表す日です。
女性の患者さまへは一人一人にカーネーションをプレゼントしています。ご家族やスタッフと一緒に記念写真を撮り、素敵な笑顔に私たちも胸がいっぱいになります。

6月 父の日

母の日があるならと父の日を提唱されたのが始まり父の日。母の日同様、日頃の父親の苦労を労わり、父への感謝を表す日です。
男性の患者様にはお花のプレゼントをしています。
花束贈呈のときのお父さんたちの照れくさそうな表情が印象的です。

7月 七夕の集い

大きな笹にたくさんの短冊が飾られている中、スタッフはみんな浴衣を着て雰囲気を盛り上げます。
患者さまにも浴衣を着てくださる方もいます。
ホールでスイカやとうもろこしなど、夏の食べ物を楽しみます。患者さま、ご家族、スタッフで、夏らしいひとときを楽しむことができます。

8月 カキ氷の会

カキ氷の会夏の暑さが厳しいこの時期、いつものティータイムにカキ氷が登場します。
食の進まない患者さまもカキ氷は食べやすく、楽しんでいただくことができます。
カキ氷作りには患者さまのお孫さんも参加してくださったり、とても楽しくほほえましいひとときです。
患者さまには宇治金時が大人気です!

9月 お月見会

十五夜にはイモ・野菜・米を月の形に似せた団子・すすきを備えるのが習わしとされており、病棟でもすすきと団子を飾ります。

10月 秋を楽しむ会

「秋」がテーマのこの会は、秋の味覚のフルーツやスイーツなどを楽しみます。

11月 紅葉狩り

紅葉狩りはマイクロバスやリフト車に乗り、近くの名所へでかけます。
芸術の秋にふさわしく、緑、茶、黄、橙、赤と色とりどりの紅葉の美しさは一瞬、時が止まる思いです。
紅葉を見ながら食べるおまんじゅうやお茶もまた格別で、秋を満喫します。

12月 クリスマス会/クリスマスキャロル

クリスマス会

クリスマス会

12月の病棟はボランティアさんが飾り付けをしてくださり、クリスマスムードがいっぱいです。
そんな中、クリスマス会が行われます。
シャンパンで乾杯し、ケーキを食べ、院長&看護部長サンタからのプレゼント、手作りのクリスマスカードも手渡されます。
クリスマスの歌を歌ったり、コンサートを楽しんだり、患者さま、ご家族とともに楽しくにぎやかにクリスマスのひとときを楽しみます。

クリスマスキャロル

クリスマスキャロル

キリストの誕生日でもあるクリスマス、、、
キャンドルを灯してその明かりを分け合い、降誕の賛美歌を歌いながら祝う、、、と言うのがキリスト教のキャロリングです。
緩和ケア病棟(ホスピス)では聖歌隊の代わりに白衣の天使たち(?)がキャンドルを灯し、各部屋を回りながら賛美歌をプレゼントさせて頂きます。

1月 新年お茶会

ホールやお部屋でティータイムを楽しむのが病棟での楽しみのひとつです。
普段はコーヒーや紅茶をお出しするのですが、新年のこの日は抹茶です。
茶道が得意なスタッフを中心に、抹茶を立てて和菓子と一緒にサービスします。
新年らしくピリッと身が引き締まる思いがします。

2月 節分

ホールやお部屋で患者さまはそれぞれに豆を握り締め、鬼の登場を待っています。
太鼓とともに大きな大きな赤鬼と青鬼の登場です。
患者さまは思い切り鬼に豆をぶつけ、鬼たちは泣きながら退散します。
皆さん「福」を内に招きいれることができたでしょう。
鬼の正体は誰でしょう??

3月 ひな祭り

ひな祭りの季節になると病棟には7段飾りの雛人形が飾られ、華やかな雰囲気になります。
当日は道明寺や雛ケーキを楽しみながら、お祝いをします。
お一人ずつ雛人形の前で写真を撮りますが、その笑顔は美しいお雛様よりも輝いています。

緩和ケア病棟(ホスピス)の取り組み

アロマの取り組み

アロマの取り組み

緩和ケア病棟(ホスピス)では、アロマテラピーをケアの一環として行っています。アロマテラピーは植物から抽出した天然の精油を使用し、心身に働きかける自然療法です。使用方法は、芳香浴や湿布、足浴、手浴などありますが、主にマッサージとして行っています。

マッサージは、手足のむくみ、皮膚の乾燥、だるさの軽減に役立ちます。良い香りを嗅ぐことでリラックスしていただくこともできます。また、マッサージは患者さまとのコミュニケーション、ふれあいの場として貴重なひとときとなっています。良い香りと心地よいタッチングで患者さまと共にご家族やスタッフも癒されています。

*使用しているエッセンシャルオイルは、ラベンダー、グレープフルーツ、オレンジ、サンダルウッド、ティートリー、ゼラニウムなど

*施術は、ボランティアのアロマテラピスト(週1)とアロマセラピストの資格を持つ看護師の指示のもと、スタッフも行っております。

音楽で心地よいひと時

音楽で心地よいひと時

毎週水曜日には、音楽療法士による集団音楽療法、毎週土曜日には、ボランティアによる土曜コンサートを行っております。また、ご希望がありましたら、個別音楽療法も行っています。患者さまだけでなく、ご家族も一緒に参加することができます。音楽によって心地よいひと時をお過ごしください。お部屋では、CDデッキの貸し出しも行っておりますので、スタッフにお声をおかけください。

動物とのふれあい

動物とのふれあい

公益社団法人日本動物病院福祉協会(JAHA)のご協力により、獣医師引率のもと、資格を得たボランティアと動物達が隔月で病棟を訪問します。患者さまとの心温まるひとときを共有いたします。また、ご自宅で飼われていたペットも許可申請をいただければ、病棟に連れてくることができます。ペットも大事な家族として、共に過ごすことができます。

がんカフェ

がんカフェ

当緩和ケア病棟(ホスピス)が中心になって、地域でがんカフェを開催しております。”病気のこと”、”辛くて悩んでいること”、”将来の不安”、”看病が大変なこと”、”最愛の家族を亡くしたこと”色々な悩みや思いをお茶を飲みながら語り合います。どなたでも参加できます。