リハビリテーション

リハビリテーション

当院では、脳卒中などの病気やケガなどにより、日常生活に不自由を感じている方を対象に、その人らしい生活が送れるよう、理学療法士(PT:Physical Therapist)、作業療法士(OT:Occupational Therapist)言語聴覚士(ST:Speech Therapist)がリハビリテーションを提供しています。 その他、住宅改修のご相談(退院前訪問等)、車椅子・装具・介護用品のご相談、動物介在療法なども提供しております。 ※(動物介在療法はただいま休止中です)

対象疾患

脳血管疾患、整形外科疾患、神経難病、肺炎後等の廃用症候群、その他長期療養、認知症など

診療内容(リハビリテーション)

  • 入院リハビリテーション(緩和ケア病棟(ホスピス)、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、医療療養型病棟)
  • 外来リハビリテーション
  • 訪問リハビリテーション(信愛訪問看護ステーション ほほえみ)

診療日

月曜~土曜(日曜、祝日、年末年始、11月8日の創立記念日を除く) *回復期リハビリテーション病棟は365日

理学療法(PT:Physical Therapy)

当院理学療法では、事故や病気により、さまざまな動作や生活が不自由になった方などに対して、運動療法をはじめとした各種の治療、身の回りの動作や家庭での生活指導など様々なサービスを提供します。

  • 広いPT訓練室を生かし、マット上の動作から屋外歩行まで、様々なリハビリテーションを行っております。
  • 物理療法も行っています。温熱・電気・牽引などを用いて、痛みの緩解や循環の改善を促します。

理学療法場面のご紹介

関節可動域訓練

手・足・首などの体の関節が硬くなってしまわないように行ないます。関節が硬くなると、姿勢が崩れたり、痛みが生じたりと日常生活に支障をきたします。

筋力強化訓練

病気・ケガ・長期臥床などにより弱ってしまった筋力・体力・持久力などを向上させるための訓練です。

歩行訓練

平行棒・PT訓練室・病棟・屋外など様々な環境での歩行を訓練し、安全な歩行の獲得を目指して行ないます。

階段昇降訓練

様々な高さの階段を、手すりや杖などを利用し安全に昇り降りできるようにします。

アンウェイシステム

歩行トレーニングを行なうリハビリ機器です。体重免荷歩行トレーニングが行え、機器により体重をしっかり支えることで、早期に安全な歩行トレーニングを始めることができます。

作業療法(OT:Occupational Therapy)

作業療法は脳卒中や神経・筋肉にまつわる多くの疾患により障害をうけた方に対して、いろいろな作業や活動を通してリハビリテーションを行います。この作業や活動とは、食事・更衣・排泄・入浴などの日常生活動作、また手工芸・ゲームや音楽など生活全般にわたる広範囲なものです。 作業療法士は、患者さま個々の心身の状態を見極め、その人らしく生活するために、どのような能力が必要なのかを判断し、患者さま個々に合わせた作業種目を用いて行います。

作業療法室のご紹介

作業療法室には、3つのエリアがあります。手作業やレクリエーションを中心行うエリア、畳上やベッド、入浴などの日常生活動作を行うエリア、キッチンスペースです。

作業療法場面のご紹介

上肢機能向上訓練

脳卒中や骨折、その他の疾病により、思うように腕や手が動かしにくくなった方に対して運動や日常的な動作を通して回復させる訓練プログラムです。

関節可動域訓練

脳卒中や肩関節周囲炎(五十肩)、骨折後の関節運動の制限を予防・改善するために行います。

日常生活動作訓(床からの立ち上がり)

在宅での生活では、畳など床からの立ち上がり動作が必要となります。様々な疾患により立ち上がれなくなった方に対し、その方にあった方法で立ち上がれるように行います。

日常生活動作訓練(トイレ動作訓練)

疾病や障害のため、一人でトイレに行けなくなった方に対し、その方に合った方法でトイレ動作を再獲得できるように行います。

日常生活動作訓練(入浴動作訓練)

疾病や障害のため、入浴が困難になった方に対し、自宅のお風呂に合わせた環境を想定し、入浴動作が再獲得できるように行います。

日常生活動作訓練(家事動作訓練)

疾病や障害のため、家事が困難になった方に対し、自宅の台所に合わせた環境を想定し、家事動作が再獲得できるよう訓練を行います。献立作りから買い物、調理などを行います。

動物介在療法

当院では、公益社団法人 日本動物病院協会の協力のもと、動物介在療法(Animal assisted therapy:AAT)を実施しています。動物を介在させ、プログラムを実施するリハビリテーションの補助療法として行っています。動物ふれあい活動に対し、作業療法士・理学療法士が個々の患者さまに合わせた目標を設定し、動物やプログラムを選択して実施しています。 頻度:毎週1回 場所:作業療法室 ※現在休止中です

言語聴覚療法(ST:Speech Therapy)

脳卒中や神経・筋肉にまつわる多くの疾患などにより、下記の症状を抱える方に専門的なサービスを提供し、その人らしい生活が送れるよう応援しています。

  • ろれつが回らない(構音障害)
  • 声が出ない・声ががらがらになる(声の障害)
  • 言葉を思い出すのに時間がかかったり(失語症)
  • 思っていることとは違う言葉を言ってしまう(失語症)
  • 食べること、飲み込むことが難しくなる(嚥下障害)

言語聴覚療法のご紹介

言語訓練

訓練室は防音に配慮した明るいお部屋で、全て個室になっております。話すことなどの機能回復を目指した訓練だけでなく、実生活におけるコミュニケーションができるだけ円滑にできるよう環境調整なども行います。個々の患者さまに応じた訓練・指導・助言を行っています。

摂食嚥下訓練

VE(嚥下内視鏡検査)をはじめ、摂食嚥下障害にも専門的な対応をしています。食事形態や介助方法などについて、患者さまやご家族に対しても指導を行っています。

スタッフ

  • 理学療法士(PT)22名(非常勤含)
  • 作業療法士(OT)13名(非常勤含)
  • 言語聴覚士(ST)6名

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)